どう違う?日本とアメリカの生命保険

日本には外資系保険会社も少なからず存在しているので、商品の違いは多少あれど、日米における生命保険にそんなに大きな違いはないだろう、と思っていませんか?
けれども、日本とアメリカの生命保険には意外にも、様々な違いがあるので、今回はそちらについてご紹介したいと思います。
保険料
まず、日本とアメリカの保険の大きな違いは保険料の安さでしょう。
定期保険で比べてみましょう。45歳男性で、20年定期、死亡保障1億円($1million)の場合、日本保険A社は月額¥40,390に対して、米国保険B社は月額$172.90(1ドル110円で計算した場合¥19,019)と半分以下の結果になりました。もちろん、保険会社によって多少の差がありますがアメリカの保険料の安さがわかるでしょう。
積立率
そして、積立率に関しても大きな違いがあります。保険と言えば保障にばかり目がいってしまいがちですが、アメリカでは保険を資産と考える人も少なくありません。その資産として考えられるのは、終身保険に付随するCash Valueと呼ばれる積立部分です。日本にも積み立てが付随する生命保険はありますが、積立率はとても低いですね。ゼロ金利に慣れてしまった日本の人には驚かれますが、アメリカの保険の利率は2.5%以上です。IULと呼ばれるインデックス型ユニバーサルライフでは平均して5%の金利が付いています。この利率の高さが貯蓄を増やすこと=資産と考えることを可能にしています。
契約の融通性
また、保険契約のフレキシビリティも大きな違いです。アメリカのUniversal LifeやVariable Lifeと呼ばれる保険は保険料の支払い額や支払い方法、ローンや引き出し、保険金の減額など必要であれば、都度変更が可能です。もちろん、契約時の内容を変更することは契約が不利に働くことが多いので、変更しないに越したことはないですが、例えば、一時的に保険料の支払いが難しい、となった時に即時解約ではなく、保険料の支払い期日を遅らせたり、保険料を一時的に減額する、もしくはスキップするなど、その保険の状況とご自身の状況を鑑みて最小の不利で済ます選択ができます。
加入条件
ほかにも、日本では難しい高額な保障購入が比較的容易であったり、高齢者や、既往症、病歴がある人も加入できる場合があります。
受取人の指定
保険金受取人に関しても、家族以外を指定できる点も違います。日本では保険金の受取人は2親等内の人に限られていますが、米国保険では家族でなくても受取人に指定ができます。内縁関係のパートナーや恋人、親しい友人、ビジネスパートナー、慈善寄付団体など、第三者にも指定できます。また、受取人の変更に関しても日本と比べると比較的容易にできるという違いもあります。
他にも保険金や保険料、またキャッシュバリューへの税制なども日本とは違いますが、商品としての違いだけでもこれだけの違いがあることに驚きませんか。
日本では、保険と言えば万一の時の保障というイメージが強いですが、アメリカでは保障としてだけではなく、資産や投資として購入する人も少なくありません。それは、アメリカの保険商品のなかには、それだけ資産や投資としても魅力的な商品があるからだと思います。
次回は、そんな資産や投資として考えられるアメリカの保険商品について、ご紹介したいと思います。
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